福岡県飯塚市の少年事件 高校生が落書きをして逮捕 不処分を目指す弁護士
福岡県飯塚市の少年事件 高校生が落書きをして逮捕 不処分を目指す弁護士
高校生のAさんは、福岡県飯塚市にある商店街の至る所にスプレーで落書きをしていました。
その現場を目撃した周辺住民の通報により、Aさんは福岡県飯塚警察署に建造物等損壊罪の疑いで逮捕されました。
そこで、Aさんの両親から事件を依頼された弁護士は、審判で不処分を目指すことにしました。
(上記事例はフィクションです)
【落書きは犯罪になる?】
建物の壁などへの落書きはよく目にするものですが、落書きも立派な犯罪であるということは忘れてはいけません。
落書きに対して成立する罪としては、第一に軽犯罪法違反が挙げられます。
軽犯罪法1条33号は、他人の家屋その他の工作物を汚す行為を禁止しており、スプレーなどを用いる落書きは正にこれに当たると考えられます。
更に、場合によっては軽犯罪法違反でなく建造物等損壊罪に当たる可能性もあります。
建造物等損壊罪については、成人であれば最長3年の懲役が科される重大な犯罪です。
「落書き程度で大げさだ」などと思うのは厳禁と言って差し支えないでしょう。
【少年審判における不処分】
少年事件が家庭裁判所に送致されると、非行事実や少年の素行に関する調査が行われたのち、必要に応じて審判が行われます。
審判の結果、少年に対して何らかの措置が必要だと判断された場合、少年院送致や保護観察といった保護処分が行われることになります。
審判において、何らの保護処分も行わないことを不処分と呼びます。
不処分には、保護処分に囚われることなく、柔軟に少年の更生を図ることができるというメリットがあります。
もし不処分を目指すなら、保護処分の力を借りずとも少年の更生が可能であることを積極的にアピールする必要があります。
その際、少年本人の深い反省、家庭環境の改善、交友関係の整理などなど、着目すべき点は多面にわたるでしょう。
弁護士であればそうした少年事件のツボを押さえているので、不処分を狙うなら弁護士に依頼することをおすすめします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、少年事件専門の弁護士が、少年事件のポイントを的確に押さえた活動を行います。
お子さんが落書きをして逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見をご利用ください。
(福岡県飯塚警察署 初回接見費用:40,200円)