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京都府福知山市 いじめで器物損壊 少年事件に詳しい弁護士が解説
京都府福知山市 いじめで器物損壊 少年事件に詳しい弁護士が解説
~ 中学生A君(14歳)の母親からの相談 ~
私の息子(A君)は,いたずら半分で同級生のV君のかばんをトイレに隠した件でV君の親から京都府福知山警察署に被害届を出され,息子は警察で事情を聴かれることになりました。
息子の行為はどんな行為にあたり,息子の事件は今後どのようになっていくのでしょうか?
(フィクションです)
~ いじめに絡む犯罪 ~
今回,警察が介入しているということは,V君に対するいじめが相当程度常態化のかもしれません。
こうしたいじめを放置しておけば,被害者の死,自殺など取り返しのつかない事態を招きかねませんし,いじめを行った行為者側の心にも深い傷跡を残すことになります。
いじめに絡む犯罪といえば,以前は,暴行罪(刑法208条),傷害罪(刑法204条),窃盗罪(刑法235条),恐喝罪(刑法249条),器物損壊罪(刑法261条)など,目に見える形でのいじめが多かったと言われています。
しかし,最近では,インターネット・SNSが普及し,それとともに,中学・高校生でも携帯電話やスマートフォンを持つ時代となったことから,いわゆる「SNSいじめ」と言って,LINE,ツイッター,Instagramなどを通じた陰湿ないじめも出てきているようです。
こうしたいじめは保護者や学校関係者が事態を認知しづらく,上記犯罪よりも深刻と言われています。
~ ご回答 ~
まず,A君の行為が嫌がらせ目的だった場合は器物損壊罪に該当する可能性があります。
他方で,鞄の中身の物が欲しくて実際に抜き取っていた場合は窃盗罪に該当する可能性があります。
A君の事件は,最終的には家庭裁判所に送致されます。
なお,ここで必要がある場合,少年鑑別所に収容されるおそれがあるので注意が必要です。
送致後は,様々な調査が行われ,少年審判を開く必要があると判断された場合には少年審判に出席しなければなりません。
少年審判では「少年院送致」「保護観察」などの保護処分,保護処分を必要としない「不処分」などの決定が出されます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
お子様がいじめをし,警察沙汰となった場合は,まずは0120-631-881までお気軽にお電話ください。
無料法律相談等を24時間受け付けております。
福岡県大牟田市の少年事件・傷害で逮捕 差入れについて弁護士に相談
福岡県大牟田市の少年事件・傷害で逮捕 差入れについて弁護士に相談
福岡県大牟田市に住むAさん(17歳)は,傷害の罪で福岡県大牟田警察署に通常逮捕されました。
Aさんの両親は刑事弁護を依頼した少年事件に強い弁護士に差入れについて相談しました。
(フィクションです)
~ 差入れについて ~
少年事件を起こし逮捕された場合,その後は,勾留決定が出た場合は留置施設等に収容され,観護措置決定が出た場合は少年鑑別所に収容されることになります。
収容期間は,勾留の場合最大で20日間,観護措置の場合10日間です。
ところで,少年事件で少年の身柄を拘束されている間,差入れをしたいと考えるご両親が多くおられます。
しかし,「どのようなものを差入れるべきなのでしょうか」などと弁護士に質問される方も少なくありません。
留置場には差入れできるものとできないものがあります。
差入れできないものは,主に,留置場の治安や風紀の維持,人身の安全等への配慮から制限される物です。
例えば,服や衣類であっても紐やベルトの付いたもの,タオルは自傷,他害のおそれがあることから差入れはできません。
シャンプーや飲み物などの液体も容器や液体も中に何が入っているか分からず,留置場等の治安を害するおそれがあるので差入れできません。
他方,上限はありますが,現金は非常に喜ばれると思います。
留置場の中でも三度の食事は出されますが,質素なもので,冷えていて,自分の好みの物ばかりとも限りません。
そんなときは,制限はありますが,留置場内でも食べ物や物品を購入することができます。
自分の好きなものを食べることで少しは気を晴らすことができるかもしれません。
なお,ご家族などの弁護士以外の者の面会,差入れは回数や時間に制約があります。
また,少年に対し,接見禁止決定が出ている場合は,そもそも面会することすらできません。
そんなときは,弁護士に差入れ代行を依頼されることを検討されてみてはいかがでしょうか?
弁護士ならば,曜日,時間,回数に関係なく少年と面会でき,差入れを行うことが可能です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
少年事件でお困りの方は,0120-631-881までお気軽にお電話ください。
少年事件に関する無料法律相談,初回接見サービスを24時間受け付けております。
(福岡県大牟田警察署までの初回接見費用:43,200円)
東京都東村山市 児童ポルノ製造,提供,公然陳列で少年検挙・送検
東京都東村山市 児童ポルノ製造,提供,公然陳列で少年検挙・送検
A君(15歳)は,同級生のVさんに「他の人には絶対に見せないから」などと言ってVさんに裸の動画を自撮りさせ,その動画をLINEを通じて自分のスマートフォンに送信させました(①)。
しかし,A君は約束を反故にし,上記動画をLINEを通じて男子高校生B君(16歳)に送信しました(②)。
B君は,B君が参加している高校の同級生らのLINEグループに上記動画を送信しました(③)。
後日,動画が拡散されていることを知ったVさんが警視庁東村山警察署に相談したことから,一連の事件が発覚し,A君・B君は児童ポルノ禁止法違反の疑いで検挙・送検されました。
(8月18日付東スポWebニュースを基に作成)
~ 児童ポルノ製造,提供,公然陳列の罪 ~
= A君の罪責 =
事例番号①の行為は児童ポルノ製造罪に当たるおそれがあります。
事例番号②の行為は児童ポルノ等提供罪に当たるおそれがあります。
= B君の罪責 =
事例番号③の行為は児童ポルノ公然陳列罪に当たるおそれがあります。
公然陳列とは児童ポルノを不特定又は多数の者が認識できる状態に置くことをいいます。
LINEグループという特定の空間であっても,そのグループに属している人は容易に動画を閲覧することが可能ですし,未所属の人であっても後からそのグループに参加することは可能なのです。
近年は,中学生,高校生であってもスマートフォンを所持している生徒が多く,LINEを通じて事例のような犯罪が行われやすいといえます。
また,少年の罪に対する認識の低さも関係しているようです。
B君は「知らない女の子だったので関係ないと思った」などと発言しているようですが,知っていようがいまいが犯罪は犯罪です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,援交・淫行事件などの刑事事件のみを専門に取り扱う法律事務所です。
今回は,少年事件ということもあって罰則まではご紹介しませんでしたが,児童ポルノに関する刑は大変重いです。
よって,少年の場合,少年院送致などの重い保護処分を受ける可能性は十分に考えられます。
児童買春,児童ポルノ等でお困りの方は,フリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。
無料法律相談,初回接見サービス等を24時間受け付けています。
(警視庁東村山警察署までの初回接見費用:37,800円)
東京都足立区のぐ犯少年補導 少年事件に強い弁護士に無料相談
東京都足立区のぐ犯少年補導 少年事件に強い弁護士に無料相談
東京都足立区に住むAさん(16歳)は高校を退学後,両親との折り合いが悪く,家出をしていました。
Aさんは家出中,風俗で働いたり,援助交際をしたりして生活費や遊ぶお金を稼いでいました。
しかし,ある晩,Aさんは警視庁西新井警察署の警察官に補導され,家庭裁判所にぐ犯少年として送致されました。
Aさんの両親は,今後のことが不安になって少年事件専門の弁護士に無料相談を申込みました。
(フィクションです)
~ ぐ犯少年とは ~
ぐ(虞)犯少年とは,次の少年法3条1項3号イないしニに定められている事由があって,その性格または環境に照らし合わせて,将来罪を犯し,または刑罰法令に触れる行為をするおそれがある少年(20歳未満の者)のことを言います。
ぐ犯少年であるかどうかは,1回限りのぐ犯事由の該当行為や行状だけでは判断されず,飲酒,喫煙,怠学,性風俗での稼働・援交の事実等の外部的行状に加えて本人の性格,環境などを照らし総合的に判断されています。
ぐ犯少年の取り扱いは,年齢により異なります。
・14歳未満の者=児童相談所に通告
・14歳以上18歳未満の者=家庭裁判所へ送致,通告OR児童相談所に通告
・18歳以上20歳未満の者=家庭裁判所に送致又は通告
ただ,児童相談所へ通告された場合でも,最終的に家庭裁判所へ送致されることがあります。
また,家庭裁判所に送致された場合,少年審判を受けなければなりません(少年法3条1項3号)。
少年審判が開かれれば「少年院送致」「保護観察」「児童自立支援施設・児童養護施設送致」という保護処分が下されるおそれがあります。
また,少年が保護のため緊急を要する状態であって,その福祉上必要であると認めるときは同行状が発せられ,少年鑑別所に収容されることもあります(少年法12条1項,17条1項2号)。
ですから,ぐ犯少年だからといって安心はできません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
刑事事件・少年事件でお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。
(警視庁西新井警察署までの初回接見費用:38,800円)
横浜市戸塚区 中学2年の少年が教師に暴行し逮捕 被害届提出の是非
横浜市戸塚区 中学2年の少年が教師に暴行し逮捕 被害届提出の是非
少年A君(14歳,中学2年)は,夏休みの補習受講中,携帯電話を操作していたことから,これを見ていた教師Vさんに携帯電話を取り上げられそうになりました。
A君は,これに腹を立て,Vさんの首をつかんで投げ飛ばしたり,腹部を膝で蹴ってVさんに加療約2週間の怪我を負わせました。
A君は,神奈川県戸塚警察署の警察官に傷害罪で逮捕されました。
(8月14日付神戸新聞の記事を基に作成)
~ 被害届提出の是非 ~
昨年,福岡市内の私立高校で,授業中に高校1年の男子生徒が,新任の男性教師を暴行する動画がSNS上で拡散され,炎上したというニュースが話題となりました。
私立学校の校長は,警察から連絡を受けるまでこの事案を把握していなかったと言われています。
目撃者した生徒はもちろん,当事者(被害者)である教師も校長に報告していなかったのか,,,
背景には生徒の規範意識の低さもさることながら,大人である教師が潜在的に持っている意識も関係しているようです。
それは,「警察への通報は教師の負け」という意識です。
・学校で起こったことは学校で解決する。
・生徒に暴力を振るわれるほど授業があれているということは,教師が生徒と信頼関係を築けていないからで,教師・学校の責任
などという意識が,学校・教師から警察への通報・被害届の提出を躊躇させているようです。
では,国はどのような指針を示しているのでしょうか?
文部科学省国立教育政策研究所が作成した生徒指導リーフ「学校と警察等との連携」(2013年1月)によれば,
学校だけの対応では,指導に十分な効果を上げることが困難であると判断した場合は,ためらうことなく早期に警察や児童相談所等の関係機関に『相談』することが大切
と明記されています。
被害に遭った教師は「生徒たちに罪の意識を認識させる意味でも警察へ被害届を提出することは大事」などと話しています。今後は,警察への通報・被害届の提出の動きが活発になるかもしれません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
万が一お子様が暴行,傷害事件等を起こし警察沙汰になった場合は,一度,弊所までご相談ください。
埼玉県桶川市 SNSでのチケット詐欺で少年逮捕 弁護士が接見
埼玉県桶川市 SNSでのチケット詐欺で少年逮捕 弁護士が接見
埼玉県桶川市に住む少年Aさんは,SNS上に,「(人気グループのコンサートの)チケット譲って欲しい人は連絡ください」などと投稿し,連絡をつけてきたVさんにチケット代金2万円を自分名義の口座に振り込ませました。
ところが,Vさんの下にチケットを送られてくることはなく,Vさんは埼玉県上尾警察署に被害届を出しました。
Aさんは,同署に詐欺罪で逮捕されました。
少年事件に強い弁護士がAさんと接見しました。
(フィクションです)
~ チケット詐欺事件 ~
最近では,SNS等において,誰でも簡単に不特定多数の人と連絡をとることが可能であるため,これに起因するトラブルが増加しています。
チケット詐欺もこの一つです。
チケット詐欺とは,一般的に,行為者(Aさん)があたかもチケットを入手できる,又は入手していることを装い,被害者(Vさん)から現金などを手に入れる詐欺の一手段のことをいいます。
詐欺罪は,①欺罔行為(騙す行為)→②錯誤(被害者が騙されること)→③処分行為による財物・財産上の利益の移転(被害者が現金を口座振込むことなど)の一連の流れがあってはじめて成立する犯罪です。
チケット詐欺においては,「チケット欲しい人は連絡ください」などと投稿することが①欺罔行為に当たり,それを見た人がチケットを入手できると信じ(②),それによって現金を振込む(③)などすれば,立派な詐欺に当たります。
このように,チケット詐欺はインターネットで誰でも,容易に行うことが可能であるため,少年の間でもこの種手口の犯行が広がっています。
しかし,少年だからといって逮捕されない保証はありません。
逮捕されれば,その後,成人同様,あるいはそれ以上長期間身柄拘束を受けるおそれがあります。
詐欺罪は財産犯ですから,罪を認める場合,何よりもまず被害者様に被害弁償をし,示談を成立させることが,早期の身柄解放,家庭裁判所による不処分決定などのよりよい結果に繋がる可能性が高くなります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
弊所には,お子様が逮捕されそうで心配だ,逮捕されて学校のことなどが心配だなどとお悩みの方は,0120-631-881までお気軽にお電話ください。
無料法律相談,初回接見サービスを24時間受け付けております。
(埼玉県上尾警察署への初回接見費用:36,400円)
大阪府堺市で少年が万引きで少年審判へ 家庭裁判所調査官とは
大阪府堺市で少年が万引きで少年審判へ 家庭裁判所調査官とは
Aさん(16歳)は,大阪府堺市のコンビニでお菓子を万引きしたところ店員に見つかり,大阪府西堺警察署に通報されました。
Aさんは窃盗罪で捜査を受け,事件を検察庁から家庭裁判所へ送られました。
AさんとAさんの両親は,家庭裁判所調査官から面会した旨の連絡を受けたため,どう対応してよいか困り,少年事件に強い弁護士に無料法律相談を申込みました。
(フィクションです)
~ 家庭裁判所調査官 ~
少年法8条2項では,家庭裁判所は,家庭裁判所調査官に命じて,少年,保護者又は参考人の取調その他の必要な調査を行わせることができると定められています。
これを受けて家庭裁判所調査官は,少年とその保護者に会って事情を聴くなどして,少年が非行に至った動機,原因,生育歴,性格,生活環境などの調査を行います。
そして,家庭裁判所調査官は調査した結果を裁判官に報告します。
その結果報告書には,少年をどのような処分にするのがふさわしいのかという調査官としての意見も記載されています。
もちろん,裁判官がこの意見に拘束されるわけではありませんが,実際には,裁判官よりも家庭裁判所調査官の方が少年や保護者らと接する機会が多く,現況をよく把握していると思われることから,調査官の意見を尊重する裁判官も多いようです。
したがって,弁護士としては,調査官が報告書をまとめ裁判官に提出する前に調査官とよく協議した上で,調査官にかるい処分(不処分も含めた)の意見書を書いてもらえるように働きかける必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件法律事務所は,刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
刑事事件・少年事件でお困りの方は,0120-631-881までお気軽にお電話ください。
無料法律相談,初回接見サービスを24時間受け付けています。
(大阪府西堺警察署までの初回接見費用:37,700円)
兵庫県赤穂市で少年が強制わいせつ 学校との協力により不処分に!
兵庫県赤穂市で少年が強制わいせつ 学校との協力により不処分に!
兵庫県赤穂市に住むA君(16歳)は,同じ地域に住むVさん(12歳)の陰部を触るなどしたとして,強制わいせつ罪で兵庫県赤穂警察署に逮捕されました(その後,釈放)。
A君の両親は,少年事件を多く扱う弁護士事務所の弁護士に相談へ行きました。
(フィクションです)
~ 学校との協力により不処分へ ~
非行事実に争いのない場合,少年審判では,主に要保護性,つまり,少年を保護処分に付して更生・矯正させることが必要か,必要としていかなる保護処分が適切かが判断されることになります。
したがって,保護処分を受けるのを回避する(不処分決定を受ける),あるいは少しでも軽い保護処分を望むのであれば,審判開始までに,この要保護性を低下・解消する活動が必要となります。
具体的には,少年,保護者と面会し,まずは少年自身に内省を促し,非行に至った動機・原因・背景などを見つめなおしていただく必要があります。
また,少年の成長には周囲の環境が大きく影響している可能性がありますので,少年の環境を整えてあげることも必要です。これを環境調整といいます。
環境調整では,保護者との関係の調整も大切ですが,学校生活における同級生・先輩,担任の先生などとの関係の調整も大切です。
実際に,弊所が受け持った案件で,弊所弁護士と担任の先生が面会を重ねた後,少年,保護者も交えて今後について考えた結果,少年の内省が深まり,学校や家での素行が180度変わったということがございました。
結果,この案件は不処分となりました。
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少年事件でお困りの方は,0120-631-881までお気軽にお電話ください。
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(兵庫県赤穂警察署 初回接見費用:47,160円)
京都府上京区 特殊詐欺事件で摘発される少年が増加 少年事件専門弁護士
京都府上京区 特殊詐欺事件で摘発される少年が増加 少年事件専門弁護士
少年A君(19歳)は,オレオレ詐欺によって騙されたお年寄りからお金を受取り,それを指定されたところに持って行くという「受け子」のアルバイトをしていました。
ところが,ある日,A君は受け渡し現場で,京都府上京警察署の警察官により詐欺罪で逮捕されました。
Aくんの逮捕を聞いた両親は,少年事件に強い弁護士に接見を依頼しました。
(フィクションです)
~ 特殊詐欺で摘発される少年が増加 ~
特殊詐欺の代表的な例として,オレオレ詐欺,架空請求詐欺,融資保証金詐欺,還付金等詐欺があります。
警視庁によると,平成30年上半期,特殊詐欺で摘発された1325人のうち368人が少年で,過去最多の摘発となった昨年と同じ時期の約2倍と大幅に増加したとのことです。
特殊詐欺には多くの人物がそれぞれの役割を担って組織的になされることが多いです。
主犯格の者は,自身の逮捕・摘発をおそれ,大学生や高校生などの少年に対し,最も逮捕・摘発の危険が高い,出し子(被害者に振り込ませた銀行口座からお金を引き出す役),受け子(被害者から直接お金を受け取る役)のアルバイトを募集しています。
なお,受け子で摘発された少年は全体の約7割を占めているということです。
他方で,募集される側の少年の意識にも問題があるようです。
ある少年は「先輩から簡単に稼げると言われた」「犯罪とは知らなかった」「逮捕されるとは思ってもいなかった」などと話しています。
しかし,特殊詐欺は列記とした犯罪です。特殊詐欺とは気づかなくても,知らない口座から現金を引き出したり,見知らぬ人からお金を受け取る行為は何らかの犯罪に加担していると考えた方がよさそうです。
また,少年であっても特殊詐欺に関与していると疑われた場合は,やはり逮捕されます!
仮に逮捕され,少年審判等になった場合は,まずは少年の意識,生活環境を変え,一刻も早く組織から脱退することが必要でしょう。
そうすることがより良い結果をもたらすことに繋がります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。
弁護士が少年とともに更生の道を探します。
少年が特殊詐欺などで逮捕されお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。
(京都府上京警察署への初回接見費用:36,300円)
福岡県筑紫野市 少年の暴行 勾留に代わる観護措置を取消す弁護士
福岡県筑紫野市 少年の暴行 勾留に代わる観護措置を取消す弁護士
福岡県筑紫野市に住む高校生のA君(17歳)は,下級生のVさんに壁に押し付けたり,床に押し倒す暴行を加えたとして福岡県筑紫野警察署に暴行罪で逮捕されました。
Aさん君の両親は,警察から逮捕の知らせを受けた後,裁判所から,「勾留に代わる観護措置」の結果,Aさんの身柄は少年鑑別所に収容されたとの通知を受けました。
(フィクションです)
~ 勾留に代わる観護措置とは? ~
少年事件において,やむを得ない事由があれば,少年であっても成人同様に勾留されることがあります(ただし,成人と区別して留置されるなど留置施設内での配慮はあります)。
また,やむを得ない事由がなくとも身柄を拘束されることがあります。
この措置を勾留に代わる観護措置といいます(少年法43条1項)。
この措置により,少年の身柄は少年鑑別所に収容されます。
収容期間は,検察官が請求をした日から10日間で期間の延長は認められていません(少年法44条3項)。
この措置の決定に対して不服がある場合は,家庭裁判所に決定に対する異議申立て(少年法17条の2第1項)をして決定を取り消してもらう必要があります。
~ 家庭裁判所送致後 ~
仮に,異議申立てが認められず,A君が少年鑑別所に収容されたまま事件を検察庁から家庭裁判所へ送致されると,当然に少年鑑別所に収容する旨の観護措置が取られたものとみなされます(少年法17条7項)。
収容の期間は,事件が家庭裁判所に送致されたときから2週間以内とされ(少年法17条7項後段,17条3項),継続の必要があるときは更新されます(少年法17条3項但書)。
この措置の決定に対して不服がある場合も,家庭裁判所に決定に対する異議申立てをして決定を取り消してもらう必要があります。
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