横浜市戸塚区 中学2年の少年が教師に暴行し逮捕 被害届提出の是非  

2018-08-22

横浜市戸塚区 中学2年の少年が教師に暴行し逮捕 被害届提出の是非  

少年A君(14歳,中学2年)は,夏休みの補習受講中,携帯電話を操作していたことから,これを見ていた教師Vさんに携帯電話を取り上げられそうになりました。
A君は,これに腹を立て,Vさんの首をつかんで投げ飛ばしたり,腹部を膝で蹴ってVさんに加療約2週間の怪我を負わせました。
A君は,神奈川県戸塚警察署の警察官に傷害罪逮捕されました。
(8月14日付神戸新聞の記事を基に作成)

~ 被害届提出の是非 ~

昨年,福岡市内の私立高校で,授業中に高校1年の男子生徒が,新任の男性教師を暴行する動画がSNS上で拡散され,炎上したというニュースが話題となりました。
私立学校の校長は,警察から連絡を受けるまでこの事案を把握していなかったと言われています。

目撃者した生徒はもちろん,当事者(被害者)である教師も校長に報告していなかったのか,,,
背景には生徒の規範意識の低さもさることながら,大人である教師が潜在的に持っている意識も関係しているようです。
それは,「警察への通報は教師の負け」という意識です。
・学校で起こったことは学校で解決する。
・生徒に暴力を振るわれるほど授業があれているということは,教師が生徒と信頼関係を築けていないからで,教師・学校の責任
などという意識が,学校・教師から警察への通報・被害届の提出を躊躇させているようです。

では,国はどのような指針を示しているのでしょうか?
文部科学省国立教育政策研究所が作成した生徒指導リーフ「学校と警察等との連携」(2013年1月)によれば,

 学校だけの対応では,指導に十分な効果を上げることが困難であると判断した場合は,ためらうことなく早期に警察や児童相談所等の関係機関に『相談』することが大切

と明記されています。

被害に遭った教師は「生徒たちに罪の意識を認識させる意味でも警察へ被害届を提出することは大事」などと話しています。今後は,警察への通報・被害届の提出の動きが活発になるかもしれません。

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