大阪市の少年事件 観護措置を避ける弁護士 

2015-09-07

大阪市の少年事件 観護措置を避ける弁護士 

19歳の建設作業員A君は強盗致傷の疑いで大阪府警天満警察署逮捕されました。
逮捕容疑は、月決め駐車場で、近くに住むパート女性に近づき、現金や財布など18点が入った手提げバッグを奪い取り、女性の頭や肩にけがをさせた疑いです。
A君の両親は弁護士事務所に無料法律相談に来ました。

(平成27年8月31日埼玉新聞の記事をもとに事例を作成しました。ただし、警察署名・地名は変えてあります。)

~観護措置とは~

捜査機関による捜査が終了すると,少年事件は家庭裁判所に送致されることになります。
家庭裁判所へ送致された後,家庭裁判所は少年の処分を決定するために観護措置という手続きが必要か判断します。
観護措置とは、少年の性格・資質や精神状態、生活環境を調べることをいいます。
少年法には観護措置の種類として、

・家庭裁判所調査官による観護
少年鑑別所への送致
の2種類が定められています。

前者の「家庭裁判所調査官による観護」は在宅でおこなわれますが、実際はこの方法での観護措置がとられることは極めてまれです。
通常、観護措置がとられる場合は、後者の少年鑑別所に収容する方法でおこなわれます。
今回のブログでも「観護措置」というときは、少年鑑別所に収容されておこなうものとします。

特に、捜査段階で逮捕勾留されたまま家庭裁判所に送致された場合は、8~9割程度の割合で観護措置が決定されて少年鑑別所に収容されることになります。

少年の弁護士は少年の不利益や観護措置の必要性を考えて、観護措置の必要性がない場合や観護措置を避ける必要性がある場合は、観護措置を避けるための活動をおこなっていきます。

大切なお子さんが強盗致傷事件で逮捕された場合は、あいち刑事事件総合法律事務所にお電話ください。
あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件専門の法律事務所で、これまで多数の少年事件を扱ってきました。
大切なお子さまが逮捕・勾留されている場合、弁護士を警察署に派遣できる初回接見サービスをおこなっています(大阪府警天満警察署の場合、初回接見費用:3万5100円)。

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