大阪府警堺警察署の少年事件 執行猶予獲得の弁護士

2016-10-06

大阪府警堺警察署の少年事件 執行猶予獲得の弁護士

Aは少年院を仮退院した保護観察中、些細な交通トラブルから幼稚園バスの運転手Vに暴行を加えた。
会社員に因縁をつけ、嫌がる会社員を脅迫して川に飛び込むことを強要し、けがを負わせた。
Aは大阪府警堺警察署の警察官に逮捕された。
最終的には、刑事裁判が開かれることになり、懲役3年、執行猶予5年、保護観察付きの処分が下された。
(平成26年3月18日千葉地方裁判所の判決をもとに作成しています。)

~少年事件の執行猶予~

上記事例は、20歳未満の未成年者が刑事裁判にかけられ、執行猶予が付いた判決を受けたという珍しいケースをモデルにしたものです。
少年事件では、多くが少年審判に至りますが、中には悪質性が高いなどとして刑事裁判に持ち込まれるものもあります。
平成26年3月18日千葉地方裁判所判決は、その一例です。

モデルとなった事件の一部について詳述します(被告人となった少年がAです)。
Aは、5月に自動車を運転していて車をバックさせ、道を譲ったにもかかわらず、運転手Vが例をしなかったことに憤慨したことをきっかけに被害者を暴行しました。
Aは車を降り、Vの胸ぐらをつかんで投げ倒し、顔面を足で蹴る暴行を加えたとのことです。
また、別件で同じ5月中に会社員に危害を加えるような言動で怖がらせ川に飛び込むよう強要し、怪我をさせました。
いずれの事件も身勝手かつ悪質だと言えるでしょう。

裁判所は、バス運転手Vや傷害の被害者の証言、被告人の公判供述をもとに、各事実を認めました。
そして、約2か月間で、立て続けに犯した上記の事件については、A自身の粗暴性に基づく悪質な犯行であると判断しました。
しかし、
・一部の罪についての自首の成立していること
・当時18歳の少年であったこと
を理由に、Aに科された懲役刑には、保護観察付きの執行猶予が付けられました。

あいち刑事事件総合法律事務所では、少年事件にも精通した弁護士が対応に当たります。
すぐの弁護士による相談で、執行猶予がつく可能性を高めることができます。
少年事件でお困りの方は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
(大阪府警堺警察署の初回接見費用:3万7700円)

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