名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件 試験観察中に積極的に活動する弁護士
名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件 試験観察中に積極的に活動する弁護士
19歳学生Aさんは、愛知県警中警察署により有印私文書偽造・同行使罪の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんらが自動車免許の試験の際に「替え玉受験」をしたそうです。
(今回の事件はフィクションです。)
~試験観察中の弁護士の活動~
少年が試験観察となった場合、試験観察が終わっても、それだけで事件が終了するわけではありません。
試験観察期間が過ぎたら、それで事件終了と考えてはいけないのです。
試験観察は、少年に対する処分を一定の期間留保して
少年が社会内で立ち直ることができるのか(=保護観察でいいのか)、
それとも少年院に収容して教育しなければならないのか、
を判断するために、一定期間社会内で生活する機会を与えてみて、その間の少年の行動等を見るためにおこなわれる暫定的な処分であるといえます。
つまり試験観察の期間が経過した後、再度審判を受けて最終的な処分が決定されることになるのです。
試験観察中、少年が問題なく過ごすことができれば、最終的な処分が保護観察となるのが通常で、不処分になるケースもあると言われています。
しかし特に、在宅試験観察に決定されて、身体拘束から解放された少年は、もとの生活に戻ったことにより、気のゆるみが生じてトラブルに巻き込まれたり、再非行に及んでしまうこともあります。
このようなことにならないために、少年の弁護士は、少年と保護者に試験観察の意味を丁寧に説明し、少年自身が前向きに試験観察に取り組む気持ちになれるよう働きかけをおこないます。
評判のいい少年の弁護士は試験観察中、以下のような活動を通じて、試験観察決定時に残っていた少年の課題や少年を取り巻く環境の調整をします。
・在宅試験観察の場合、少年や保護者と電話やメール、定期的な面談をおこない、少年の状態を把握して問題があれば一緒に解決方法を考えます。
・示談成立がまだの場合は被害者との示談交渉をおこなったり、少年の転校や職探しの調整などもおこないます。
・補導委託の場合、定期的に委託先を訪問して、少年や補導委託先の担当者と面談します。
あいち刑事事件総合法律事務所は、これまで多数の少年事件を扱ってきました。
大切なお子さんが有印私文書偽造・同行使罪事件を起こして試験観察をお望みの場合は、お気軽に弊所までご相談下さい。
初回は無料の無料法律相談や弁護士を警察署に派遣する初回接見サービスをおこなっています。
(愛知県警中警察署 初回接見費用:35500円)