京都府上京区 特殊詐欺事件で摘発される少年が増加 少年事件専門弁護士
京都府上京区 特殊詐欺事件で摘発される少年が増加 少年事件専門弁護士
少年A君(19歳)は,オレオレ詐欺によって騙されたお年寄りからお金を受取り,それを指定されたところに持って行くという「受け子」のアルバイトをしていました。
ところが,ある日,A君は受け渡し現場で,京都府上京警察署の警察官により詐欺罪で逮捕されました。
Aくんの逮捕を聞いた両親は,少年事件に強い弁護士に接見を依頼しました。
(フィクションです)
~ 特殊詐欺で摘発される少年が増加 ~
特殊詐欺の代表的な例として,オレオレ詐欺,架空請求詐欺,融資保証金詐欺,還付金等詐欺があります。
警視庁によると,平成30年上半期,特殊詐欺で摘発された1325人のうち368人が少年で,過去最多の摘発となった昨年と同じ時期の約2倍と大幅に増加したとのことです。
特殊詐欺には多くの人物がそれぞれの役割を担って組織的になされることが多いです。
主犯格の者は,自身の逮捕・摘発をおそれ,大学生や高校生などの少年に対し,最も逮捕・摘発の危険が高い,出し子(被害者に振り込ませた銀行口座からお金を引き出す役),受け子(被害者から直接お金を受け取る役)のアルバイトを募集しています。
なお,受け子で摘発された少年は全体の約7割を占めているということです。
他方で,募集される側の少年の意識にも問題があるようです。
ある少年は「先輩から簡単に稼げると言われた」「犯罪とは知らなかった」「逮捕されるとは思ってもいなかった」などと話しています。
しかし,特殊詐欺は列記とした犯罪です。特殊詐欺とは気づかなくても,知らない口座から現金を引き出したり,見知らぬ人からお金を受け取る行為は何らかの犯罪に加担していると考えた方がよさそうです。
また,少年であっても特殊詐欺に関与していると疑われた場合は,やはり逮捕されます!
仮に逮捕され,少年審判等になった場合は,まずは少年の意識,生活環境を変え,一刻も早く組織から脱退することが必要でしょう。
そうすることがより良い結果をもたらすことに繋がります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。
弁護士が少年とともに更生の道を探します。
少年が特殊詐欺などで逮捕されお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。
(京都府上京警察署への初回接見費用:36,300円)