兵庫県の少年事件で逮捕 集団リンチ事件で実名報道阻止の弁護士

2016-05-27

兵庫県の少年事件で逮捕 集団リンチ事件で実名報道阻止の弁護士

兵庫県たつの市在住のAさん(男子高校生)は、学校の同級生に集団で殴る蹴るの暴行を加えたとして、傷害罪の共犯のうちの1人として、兵庫県警たつの警察署逮捕されました。
集団リンチで同級生に重い怪我を負わせたこの事件が、新聞等で報道されるかもしれないと不安になったのは、Aさんの両親です。
刑事事件・少年事件に強い弁護士に、事件のことで相談に行き、実名報道等を阻止するにはどうすればいいのか、助言を求めることにしました。
(フィクションです)

~少年の「実名報道規制」とは~

少年事件で家庭裁判所による少年審判が開かれる場合には、その少年の実名報道や顔写真掲載などをすることは、少年法で禁じられています。

・少年法61条 (記事等の掲載の禁止)
「家庭裁判所の審判に付された少年又は少年のとき犯した罪により公訴を提起された者については、氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知することができるような記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない。」

しかし、上記の少年法61条には、違反した者への罰則規定が定められていません。
もし実名報道の禁止規定に違反する出版社が現れたとしても、少年法61条をもって出版社に刑事罰を加えたり、出版を差し止めることはできません。
そこで、実名報道に対抗するためには、少年法61条に代わって、
・出版社に名誉を毀損されたとして、刑事罰を科すことや出版差止めを求める
・プライバシーの権利等を侵害したとして、民事上の損害賠償請求をする
対応などが考えられます。

集団リンチ事件で少年弁護の依頼を受けた弁護士は、少年審判に付されることの阻止や実名報道等の阻止を目指します。
あいち刑事事件総合法律事務所では、初回は無料相談で、弁護士少年事件のことを相談していただけます。
また、逮捕されている事案では、弁護士が警察署まで接見(面会)に向かう、初回接見サービスも行っております。
(兵庫県警たつの警察署 初回接見費用:4万8060円)

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