愛知県の事後強盗事件 試験観察に詳しい弁護士

2015-09-26

愛知県の事後強盗事件 試験観察の弁護士

愛知県一宮市の民家で、1階の室内で衣服を物色している18歳少年A君を世帯主の男性会社員が発見し、もみ合いになり、男性に取り押さえられたそうです。
110番で駆けつけた愛知県警一宮警察署員事後強盗罪の容疑でA君を現行犯逮捕しました。
A君は容疑を認め、「盗み目的で家に侵入した」と供述しているそうです。
(平成27年9月20日産経新聞の記事を参考に事例を作成しました。ただし地名・警察署名等は変えてあります。)

~在宅試験観察と補導委託~

少年事件では、家庭裁判所で審判が開かれ、最終的な処分が決まります。
しかし、処分をいったん保留して、少年の生活状況を一定期間観察したうえで最終的な処分を決める、という「試験観察」の審判がなされることがあります。
試験観察はどのようなケースであっても行われるというわけではなく,家庭裁判所調査官が,少年の反省態度や更生への意欲を見極めたいと考える場合にのみ行われます。

試験観察は、①在宅試験観察と、②補導委託の2種類に分類されます。

①在宅試験観察は、自宅など少年の縁のある場所で生活させながら行います。
試験観察に際して、裁判所からその少年に合わせた遵守事項が定められます。
少年や保護者と家庭裁判所調査官が面談して遵守事項を確認されます。
家庭裁判所調査官は、少年に条件を付けたり、日記・こづかい帳・反省文などの宿題を課したりして、少年に調査官との定期的な面接の際に持参させて遵守事項が守られているかどうかをチェックします。

②補導委託は、少年を施設や団体・個人などの補導委託先に少年を預けて行います。
補導委託先は、各家庭裁判所に登録されており、自立援助ホームなどの施設のほか、農家や建築業・飲食店の経営者など長年住み込みで少年を就労させてきた実績のある民間の篤志家が登録されています。
しかし、補導委託の委託先の空きがない、少年の希望どおりの職種がないなどの問題があることもあります。

あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、少年事件・刑事事件専門の法律事務所です。
これまで多数の少年事件を扱ってきました。
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(愛知県警一宮警察署 初回接見費用:36700円)

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