大阪府の傷害致死事件で逮捕 実名報道に強い弁護士
大阪府の傷害致死事件で逮捕 実名報道に強い弁護士
16歳のAくんは、同級生の少年を暴行した上、死なせたとして大阪府警茨木警察署に逮捕されました。
一緒に暴行したとされる少年も同様に傷害致死罪で逮捕されました。
(フィクションです)
~少年事件の実名報道について~
前回から保護観察をテーマにブログを書き始めましたが、少し小休憩です。
今回は、少年事件の実名報道について書きたいと思います。
少年事件の実名報道については、少年法61条に規定があり、
「氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であることを推知することができるような記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない。」
と定められています。
こうした規定があるのは、
・少年とその家族のプライバシーを守る
・少年の十分な保護と更生を図る
といった目的を達成するためです。
もっとも、「実名報道されない権利」は表現の自由という人権と常に対立関係に置かれてきました。
これまでに起きた少年事件でも雑誌やネットなどで非行少年の実名がさらされることが度々あります。
確かに表現の自由というのは、憲法で保障された大事な権利です。
最近は、表現の自由を重視すべきとの社会的風潮が強いように思われます。
しかし、少年事件の特殊性に鑑みれば、「実名報道されない権利」もそれに劣らず厚く保障されるべき大切な権利です。
少年事件に携わる弁護士は、少年の更生をサポートすべく、日々少年に対する権利侵害と戦っています。
傷害致死事件などで加害少年となってしまっても、更生のチャンスは与えられるべきです。
大切なお子様が逮捕されてしまったという場合には、一日でも早く弁護士に相談しましょう。
あいち刑事事件総合法律事務所では、24時間土日祝日も休まず、無料法律相談の受付を行っています。
(大阪府警茨木警察署 初回接見費用:3万6500円)