少年の冤罪事件はすぐ弁護士へ!福岡県春日市の窃盗事件で逮捕にも
少年の冤罪事件はすぐ弁護士へ!福岡県春日市の窃盗事件で逮捕にも
Vは、福岡県春日市の公園のベンチの上に、財布を入れたバックを置いていたところ、何者かに盗まれ、置き引き被害に遭った。
数日後に、福岡県春日警察署の警察官が同公園付近をパトロールしていたところ、少年Aが通りかかり、深夜の時間帯であったことから職務質問し所持品検査をした。
すると、Vが盗まれたものと同種類の財布やポイントカードを発見したため、Aは窃盗罪の容疑で逮捕された。
(フィクションです)
~窃盗罪の特殊性~
窃盗罪に関しては、空き巣や車上狙いなどを想像すればわかるように、被害者や目撃者が犯行を直接目撃すること等は少ないため、間接的な証明事実によって窃盗事件の犯人を認定することが多いです。
そこで、捜査機関は、様々な間接事実から犯人を特定することとなります。
窃盗被害の発生場所付近で、近接した時点において、盗品を所持していた者については、入手状況につき合理的な弁解をしない限り、当該物品を窃取したものと推認してよいという考え方があります。
つまり、盗難被害発生直後であれば、被害品は窃盗犯人の手中に残っている可能性が高いので、被害品の所持者が窃盗事件の犯人である可能性は高くなることになります。
今回の事例では、Aが所持していた場所は窃盗被害場所付近ですが、被害から数日経過しており、犯人が被害品を持っている可能性も低くなると考えることができます。
そして、同種類の財布やポイントカードが一般的に世の中に多く出回っているのような物であった場合などは、被害者の物と同一とはいえないと、犯人性を否定する事実として主張する弁護活動が考えられます。
このように犯人性を否定する事実は、事件ごとに様々であり、一般的に弁解能力に乏しい少年は冤罪の被害に巻き込まれる可能性があります。
少年の場合、まだ未熟な部分もあることで、冤罪であることを取調べ等で主張しきることができない可能性もあります。
ですから、刑事事件・少年事件は専門の弁護士に、すぐに相談しましょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件専門の法律事務所として、少年事件を多数扱っています。
ご子息が冤罪事件に巻き込まれた方は、フリーダイヤル(0120-631-881)まで気軽にお問い合わせください。
(福岡県春日警察署までの初回接見費:36,600円)