京都市の少年事件 警察の留置施設に勾留させない弁護士

2015-09-06

京都市の少年事件 警察の留置施設に勾留させない弁護士

高校生のA君は置引をしたとして、窃盗の疑いで京都府警川端警察署逮捕されました。
逮捕容疑はゲームセンターで現金とクレジットカードなどが入った財布を盗んだ疑いです。

2015年9月4日福島民友新聞の記事をもとに事例を作成しました。ただし、地名・警察署名は変えてあります。

~警察の留置施設に勾留させない~

警察の留置施設は、これまで捜査機関の自白の強要や冤罪(えんざい)の温床になるとして批判の対象になっています。
とりわけ少年は、成人と比べて心身ともに未成熟であり、警察署におかれている留置施設に勾留された場合の影響はより大きいと言えます。
少年法は、勾留が少年に与える影響を考慮して勾留に代わる観護措置という制度を定めています。
勾留に代わる観護措置は、少年の身体拘束を少年の取り扱いに精通した専門機関である少年鑑別所でおこなうこととしたものです。
また、勾留する場合であっても、少年鑑別所を勾留場所として選択できると定められています。
勾留に代わる観護措置の場合、勾留の場合の身柄拘束期間にも違いがあります。
当初の期間は,どちらも10日ですが,勾留はさらに10日の延長が可能なのに対して,勾留に代わる観護措置には延長はありません。

しかし、実務では、勾留に代わる観護措置少年鑑別所での勾留はあまり実施されず、警察署におかれている留置施設で勾留されているという現状があります。
少年の弁護士としては、勾留質問前に裁判官に対して、警察署におかれている留置施設に少年を勾留することの弊害を事件や少年の状況や特性に応じて具体的に主張します。
仮に勾留するとしても勾留場所を少年鑑別所にするよう主張して裁判官に働きかけます。

あいち刑事事件総合法律事務所は、警察の留置施設での勾留を全力で防ぎます。
大切なお子さんが逮捕された場合は、あいち刑事事件総合法律事務所までご相談下さい。
京都府警川端警察署にお子さんが逮捕されている場合、弁護士を警察署に派遣できる初回接見サービスをご利用ください(京都府警川端警察署の場合、初回接見費用:3万9800円)。

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