大阪市西淀川区のさい銭泥棒事件

2019-03-06

大阪市西淀川区のさい銭泥棒事件

~ケース~

大阪市西淀川区在住の高校生のAさんはお小遣い欲しさに神社やお寺のさい銭箱からさい銭を盗んでいた。
ある日,Aさんは同区内のお寺でさい銭箱を壊して中にあったさい銭を盗もうとしていたところ,住職に見つかり取り押さえられた。
通報によりかけつけた大阪府西淀川警察署の警察官にさい銭泥棒をした窃盗罪の疑いで現行犯逮捕された。
Aさんの両親は子どもが少年院に入れられてしまうのではないかと心配になり弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所に相談した。
(フィクションです)

~さい銭泥棒~

さい銭泥棒は時折ニュースでも報道される窃盗事件です。
多くの場合は,さい銭を盗むためにさい銭箱を壊してしまうため窃盗罪(刑法235条)のほかに器物損壊罪(刑法261条)も成立することがあります。
また,神社やお寺の敷地内にさい銭泥棒目的で侵入したとして建造物侵入(刑法130条)も成立する場合もあります。

~少年事件~

Aさんは高校生のため,事件は少年事件として扱われることになります。
少年が犯罪をした場合,少年院に入れられると思われがちですが,実は少年院に送致されるのは少年事件全体の数%しかありません。
多くの少年事件が、家庭裁判所による審判が開始されない審判不開始,審判を経て保護観察処分に付されています。

少年事件の場合,軽微な事件(罰金刑以下の刑にあたる罪)の場合,検察官に送致されずに家庭裁判所へ送致されます。
しかし,「禁錮刑以上の刑にあたる犯罪」の場合には検察庁に送致されます。
窃盗罪や建造物侵入罪,器物損壊罪は懲役刑が定められていますのでAさんは検察庁に送致されます。
そして,送致を受けた検察官は場合によって少年を10日間を勾留した上で捜査を行い,その後家庭裁判所に送致します。
(ただし、検察官が勾留請求をせずに直接家庭裁判所に送致する場合もあります。)
勾留されてしまうと通常10日間,延長された場合はさらに10日間,最長20日間身柄拘束をされてしまいます。
この段階で弁護士が介入することで検察官による勾留請求を阻止できる場合もあります。

送致を受けた家庭裁判所は調査・審判を行うために,少年の心情の安定を図りながら少年の身体を保護してその安全を図る必要がある場合には,観護措置がなされます。
観護措置には,在宅で家庭裁判所調査官の観護に付する場合と,少年鑑別所に送致する場合がありますが,多くの場合は後者の方法で行われます。
期間は通常4週間で,最長でも8週間までとなっています。
少年鑑別所に収容された場合も在宅の場合も,少年や保護者は家庭裁判所調査官と何度か面接して指導を受けます。
家庭裁判所は調査の結果によって審判を開始するかどうかを決定します。
ここで,審判を開始する必要がないと判断されれば審判不開始として手続は終了します。

審判が開始された場合,家庭裁判所は少年をどういった保護処分に付すかを決定します。
少年の更生が認められ,保護処分に付する必要がないと認められた場合には不処分となります。
保護処分には、保護観察処分や少年院送致があります。
重大事件の場合で,家庭裁判所が刑事処分相当と認める場合には、事件を検察庁に送致(逆送致)して刑事裁判となる場合もあります。
刑事裁判となって実刑判決となれば、少年刑務所などに収容されることになります。

~弁護士の役割~

少年事件では少年の更生という点に大きくウェイトが置かれています。
少年の更生を図ることによって、審判不開始や不処分,保護観察となり、少年院送致を回避できる可能性が高くなります。
具体的にどのようなことをして更生を目指せばよいのか分からない場合には、少年事件に詳しい弁護士に相談し,ご一緒にお子様の更生に向けた活動をしていくことをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、少年事件刑事事件専門の法律事務所であり、少年事件の経験豊富な弁護士が多数所属しています。
お子様が事件を起こしてしまいお悩みの方はお気軽に0120-631-881までご相談ください。
初回接見・無料法律相談のご予約を24時間受け付けております。
(大阪府西淀川警察署までの初回接見費用:34,900円)

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